
撫子がまた咲き始めた。
小さく可憐な花だ。


撫子といえば、家持がもっとも愛した花である。
「我がやどに、蒔(ま)きしなでしこ、いつしかも、花に咲きなむ、なそへつつ見む」
大伴家持
「私の庭に蒔(ま)いた撫子(なでしこ)は、いつになったら咲くでしょうか。咲いたら
あなただと思って見ようと思っています。」・・・という意味。
坂上大嬢(さかのうえのだいじょう)に贈った歌で天平5年春の作である。
万葉人も愛した撫子は、大事に育て今年は2年目を迎える。

撫子のブログを書いていたら・・・
雷が鳴り先ほどまで荒れていた天気も、穏やかさを取り戻し
さわやかな風が流れるようになった。
明日は晴天のようだ。