2008年01月23日
「野書プロジェクト」 川崎工業地帯
川崎に書を記してきました。
10年前からの構想「野書プロジェクト」のスタートです。
川崎の工業地帯。
産業廃棄物工場の壁。幅は約60mほど。
禅語「渓声山色」が書かれています。
山のように積まれたスクラップと“自然の山”。この禅語が生まれた修行僧の気持ちを意識して書きました。
JR南武線のトンネル。
地面の青色のところは、昨年の制作者でコスタリカのアーティスト「フェデリコ・エレーロ」が、プールに見立てて描いたものです。
ヴェネチア・ビエンナーレでも賞を獲り、日本ではギャラリー小柳がエージェントを行っているアーティストです。
その作品に上書きすることは、ためらいもありましたが、「風」を書かせていただきました。
作品の大きさは約20mほど。