2005年11月03日
個展“innocent”
2003年に、東京青山の「デュヌラルテ」にて個展を開きました。
昼はベーカリー、夜はBarというお店で、フランス人建築家がデザインした空間です。
Barへのアプローチに展示した作品です。
象形文字としての「山」に立ち返って、尾根ひとつひとつを別々に描きました。
山の空間的な広がりや、穏やかな心の広がりを表現しています。
Barのカウンター越しに、私の代表作でもある「走」を展示してみました。
期間中のBar Timeに、お酒を飲みながら書を眺めるひとときを…
という、空間をつくってみました。
「墨庭」。
枯山水の小宇宙的世界観を、炭と墨で捉え直した作品です。
「炭」を石庭の石に見立て、「墨」で川や池を表現しています。
この作品は、2003年の「東京デザイナーズウィーク」に
出品したもので、「家庭画報」にも紹介されました。
「ん」三部作。
書のリズム感と動きの連続性を表現した作品です。
「ん」の文字が、踊っている人のようにも見えます。