ダニエル・オストさんの作品集「East&West」をあらためて見た。
昨年の草月ホールでの個展の時に、オストさんとの対談においても感じたことだが、その作風に和の世界観を取り入れる傾向が強くなっている。
『 Daniel Ost collaboration with Yozan Ohashi 』
2年前の浜名湖花博での、私の書とのコラボレーションもそうだったが、京都の寺「仁和寺」「東寺」、「千住博」さんの作品などインスパイアされる対象が、日本的なものになっている。
何が生け花で、何がフラワーアレンジメントなのかの境界線は、解釈により違いがあるだろう。
しかしながら、ダニエル・オストさんの最近の作品には、私は「幽玄」を感じる。
『 Daniel Ost collaboration with Yozan Ohashi 』
“枯れ”とは違う魅力ではあるが、“引き算”を十分に体得された尊敬するアーティストの一人であることは間違いない。
ちなみに、ベルギーのダニエル・オストさんの自宅には、私の作品「月」が壁に飾られている。(下記作品)
家に居るときには、毎日眺めているらしい。なんらかの影響を与えているとすれば光栄である・・