2008年02月12日
「文学の触覚」展 所感
今週の月曜日、恵比寿で開催している「文学の触覚」展を見に行く。
これで見るのは3回目だ。
写美で、12月から開催しているこの企画展も、今月の17日まで。
あと5日間で終焉をむかえることとなる。
おかげさまで、多くの方からの評価のコメントをいただいている。
ブログなどの書き込みも多く、書と映像の両方の良さが意味合いとして伝わったことを知った。
私の作品を見るための、大学のゼミの研究テーマとしての視察や、デザイン系専門学校の授業の一環としての視察も実施された。
思えば、小学3年生のとき・・・
自宅兼書道教室で、漢字を書いているときに“書の彫刻性”に気付いたのだ。
私の右腕を通じて伝えられる「筆圧の身体性」、そして墨の濃淡から読み解く「彫刻性」と「立体性」を表現することを、実験的段階ではあるが映像実現することはできた。
その実現が、多くの方に評価されることは嬉しい限りではあるが・・・
脳内イメージと身体性からの完成度からいえば、まだまだ道半ばというレベルではある。
先日、撮影した写真があるので、アップ。
写美の帰り・・・
尊敬する写真家 植田正治氏の作品が掲出されていた。
2008年01月15日
東京都写真美術館「文学の触覚」展 作品発表
東京都写真美術館にて「文学の触覚」展が開催しています。
昨年、以前から親しくさせていただいているキュレーターから私の方にオファーを
いただき、映像の最新作品「然」を発表することになりました。
この映像作品「然」は、以前より目指している“書の立体化”をデジタル映像の世界
で実現。
書だけではなく、全体の企画立案、シナリオ制作、アートディレクションを私大橋
陽山が行い、CG制作はチームラボが担当。
このタイトル「然」は、私の書道会「然美会」の「然」から来ています。
自然の美しさ、あるがままの美しさが「然」なのです。
「風花」 春
「緑香」 初夏
「月光」 秋
「雪心」 冬
日本の美しい四季の言葉を考え筆に託し、書の立体表現を行いました。
他の参加アーティストの作品も素晴らしく、刺激をもらえる良い企画展です。
ぜひ、ご覧ください。
タイトル:「文学の触覚」展
開催期間:2007年12月15日(土)〜2008年2月17日(日)
開催場所:東京都写真美術館
参加作品:映像作品「然」
http://www.syabi.com/details/bungaku.html
http://plaza.bunka.go.jp/museum/oste/vol7/