2009年07月02日
日本ディスプレイ協会優秀賞を受賞
三越から連絡があった。
今年正月の展示作品が、日本ディスプレイ協会の優秀賞を受賞したという内容だった。
資生堂をはじめ、日本のディスプレイのBest10に選ばれたという評価である。
新年の書として書いた「木」「火」「土」「金」「水」作品が、銀座に大きく掲示された。
そして、書の一部がボックスとなり、中には正月飾りがテーマにあわせて置かれていた。
この話を依頼を受けたとき、
20年前に発想し、私のノートに記録してあるアイデアと符号した。
書の一画をバーで表現することを考えていた。ボックスとの違いはあるものの、元々のアイディアを実現できると思い依頼をお受けしたという経緯がある。
レイアウトは私が全て指示。また、紙も私が選び注文してもらった。
細かな指示にも対応していただき、10名以上のスタッフの方には多謝。
おかげさまで、ほぼイメージ通りの展示が出来上がった。
デパートが元気のない時代であるが、思えば私の子供の頃は、デパートといえば憧れの場所でもありテーマパークでもあった。
“夢を提供する”
それがデパートでもあると今でも考えている。
今回の受賞に関して、私が関わったことで多少なりともデパートに貢献できたことは
嬉しく思う。
また、現場で何人かの人に声をかけられたが、このような展示発表がきっかけになり、書に興味を持ってくれる人が少しでも多くなると良いと願う。